國體 皇統はわが国の誉れ
濵野矢代依
みなさま、今日4月29日は祝日です。日の丸の国旗をあげてこられましたか?
今日の良き日に、こうして皆様とともに「昭和の日」をお祝いできる幸せを天に感謝しております。多くの国民の要望と団結により「みどりの日」から、やっと平成19年、本来の「昭和の日」としてお祝することができました。本当に良かったです。とてもうれしく思います。
しかし、ここにお集まりの皆様と、私たちは昭和天皇陛下をお偲びし、回顧するだけでいいのでしょうか。違うと思いませんか。これから将来の展望を、陛下の御心に思いをはせながら、何を為すべきかを考えて、そして行動に移して行かねばと思います。
そこで、まず私は3点お話ししたいと存じます。
1.昭和天皇が尊敬あそばされた明治天皇、その明治天皇のお誕生日の11月3日を、現在は「文化の日」とされていますが、是非、「明治の日」に改称して欲しいと願っています。「文化の日」を「明治の日」に名称を変更すること。
2. 我が国の天皇は、日本国と日本国民統合の象徴であり、外国に派遣する大使や公使の信任状を認証し、外国からの外交使節を接受する権限をもちますから、元首と考えるのが自然だと思います。そこで、憲法改正案に天皇の地位として、「元首」を明確に明記して欲しいこと。
3.ご皇室に皇室典範改正の発議権の必要性
GHQの憲法改正草案(昭和21年2月3日)により、皇室典範が国会の議決を要することになりました。
皇室の家法であるにもかかわらず皇室は何ら関与できず、皇室の伝統と異なる提案に対して何ら発言することができないのです。
「昭和天皇実録」により、昭和天皇が皇室典範改正の発議権を願われた事実が明らかになった以上、まず皇室典範改正に皇室が関与できる仕組みを整えることを政府に働きかける必要があります。皆様も考えてみてください。
昭和天皇陛下は敗戦後も、自らを現人神ではないけれど「神の裔」であるとのお考えは、お変えになりませんでした。GHQもこのことは否定していません。
日本は戦争には負けたが、それでも日本は神の末裔たる天皇を仰ぐ国であり続けてきました。これからも万世一系の世界に誇る素晴らしい日本を守りましょう。